ちくぜんびわせいさくきょうしつ
筑前琵琶制作教室
- 福岡県
- 1月,2月,3月,4月,5月,6月,7月,8月,9月,10月,11月,12月
筑前琵琶は明治末期から大正期にかけて全国に普及し、最盛期は演奏人口1万人を数えた福岡県を代表する伝統的文化である。
この筑前琵琶の制作技術は福岡県の無形文化財であり、保持者は平成4年より不在であったが、令和4年にスリス・ドリアーノ氏が指定された。
筑前琵琶の制作技術を有しているのは現在ではスリス・ドリアーノ氏のみで、後継者の養成が急務となっている。そこで、伝承を目的とした筑前琵琶制作教室を令和3年に開校した。この教室は、各生徒の進捗に合わせた個別指導形式で実施している。
筑前琵琶の制作には、他の琵琶にはない共鳴胴へ桐板をはめ込組み楽器の特性を担保する技術に加え、象嵌や彫刻等の意匠の技術も求められ、これらには長年の習熟期間を必要とする。ゆえに、一年目に原木からの木取り加工法や基礎工具の取り扱いと習熟、二年目に筑前琵琶の各部品の制作方法の学習と実践を経て、三年目に筑前琵琶を完成させることを目標としている。また、筑前琵琶の文化的背景や演奏等の知識を得ることも推進している。