さがえはちまんぐうやぶさめ
寒河江八幡宮流鏑馬
- 山形県
- 9月
寒河江八幡宮流鏑馬は、毎年9月15日の寒河江八幡宮例大祭に合わせ奉納される伝統行事である。
寒河江八幡宮は、建久2年(1191)に寒河江荘地頭・大江広元の長男・親広が鎌倉鶴岡八幡宮から勧請したものと伝えられる。
大江氏時代の古絵図内の寒河江八幡宮社地に「馬場道」が見え、その起源は中世に遡る可能性があるが定かではない。宝暦12年(1762)に奉納された寒河江八幡宮に残る流鏑馬絵馬には、本式の流鏑馬が描かれており、少なくとも江戸時代中期には行われていたと考えられる。
流鏑馬は2種の形態で行われ、1つは馬に乗った射手が的をめがけて矢を放つ本式の「古式流鏑馬」、もう1つは3頭の馬を一斉に走らせ翌年の作柄を占う「作試し流鏑馬」である。2日間に亘って実施され、初日は「古式流鏑馬」のみ、2日目は「古式流鏑馬」と「作試し流鏑馬」が行われる。
作試し流鏑馬は、俗に「馬走り」と言われ、全国でもここにしかない流鏑馬の形態である。これは、3頭の馬に「一の馬」(早稲)、「二の馬」(中稲)、「三の馬」(晩稲)と決めておき、一斉に走らせ、翌年の作柄を占うものである。