あいはらはちまんぐう れいたいさい
相原八幡宮 例大祭
- 神奈川県
- 8月
相原八幡宮例大祭は、相原1丁目から6丁目の全域、橋本8丁目の一部、二本松3・4丁目の各一部で行われている祭礼です。
4つの自治会が氏子として参画し、神輿渡御や2台の屋台が町内を巡行する様子は、多くの人々に親しまれています。
中でも、鴇色(ときいろ)の布を見印として身に付ける當麻田囃子連は、明治5年に青年倶楽部として始まった伝統を有し、現在も相模原市内で唯一となる鎌倉囃子が演奏されています。
明治27年に新調された山車人形「金太郎」の奉納展示も行われ、祭礼に歴史的な趣を添えています。
さらに、地域の子どもたちが描いた万灯や、お花紙で飾られた花万灯が山車行列に加わり、世代を超えて受け継がれてきた地域のつながりや伝統を感じさせる風景が今も大切に残されています。
相原八幡宮の例大祭は、古来より地域の篤い信仰とともに受け継がれてきた祭礼であり、現在に至るまで、多くの方々に親しまれております。
祭礼の中心となる本神輿(ほんみこし)は、平成初頭に修繕が施され、より一層、勇壮かつ荘厳な姿となりました。御旅所(おたびしょ)は華蔵院(けぞういん)前に設けられ、氏子各地域を渡御いたします。
山車(だし)の曳行(えいこう)は、明治初年より行われており、各講中においてお囃子(はやし)を奏でながら巡行いたします。かつては、森下講中では「鐘馗(しょうき)」、當麻田(たいまだ)講中では「金太郎」の山車人形を屋台上に掲げておりましたが、現在では當麻田の金太郎人形のみが、祭礼当日に自治会館において奉納展示されております。
お囃子の系譜も各地に特色がございます。當麻田では、大庭(おおば)との縁を伝える旧家によって「鎌倉囃子」が主に継承されており、森下では「江戸囃子」が受け継がれております。いずれも、深い伝統と独自の趣を備え、祭礼に華を添えております。
また、「万灯(まんどう)」と呼ばれる灯籠行列も、この祭礼の重要な一場面です。子どもたちが自ら絵を描いた灯籠を手に、お賽銭を携えて町内を歩む姿には、神仏習合の信仰を今に伝える尊さが感じられます。
さらに、各講中によって制作される「華万灯(はなまんどう)」も、例大祭を彩る見どころの一つでございます。高さ・幅ともにおよそ2メートルに及ぶ華やかな灯籠で、森下のものは枝先が赤、當麻田のものは桃色が特徴となっております。
歴史と信仰、そして地域の誇りが脈々と息づく相原八幡宮の例大祭。ご来臨を賜り、祭の風情と賑わいをご体感いただけましたら幸甚に存じます。