たなののせんりょうまつり
棚野の千両祭
- 京都府
- 10月
棚野の千両祭は、美山町鶴ヶ岡にある諏訪神社の秋季大祭である。諏訪神社は旧鶴ヶ岡19か村の氏神であり、30年ごとに大祭があり、その中間の15年目に中祭と称する大祭が行われる。直近では、平成17年(2005)に斎行された。コロナ禍で5年過ぎたが、今秋20年ぶりの大祭の斎行となる。
大祭は5大字(高野・鶴ヶ岡・豊郷・盛郷・福居)の氏子によって、地区ごとに民俗芸能が奉納される。各奉納芸の華麗さや費用を掛ける事から「棚野の千両祭」と呼ばれるようになった。
奉納芸は豊郷の獅子舞を先頭に、盛郷・福居は刀踊、豊郷は振踊(姫踊)、高野は神楽、鶴ヶ岡は神楽と俵振りである。それらには、大太鼓による囃子が伴い、大太鼓を載せる屋台は、風流の作り物を飾る曳山の形式となっている。
盛郷・福居の刀踊は、2人1組で手にする太刀や長刀、棒などで一方が打てば片方が受けるという左右対照的な演技を見せる組太刀型の太刀振である。豊郷の振踊は、「道行き」、「御伊勢踊り」、「長者踊り」、「小鷹踊り」、「商踊り」、「武者踊り」の6曲で、かけ踊りの形式とみられ、どれも縁起を祝うものである。また、獅子舞は、大正期から加わったものであるという。高野と鶴ヶ岡の神楽は、お多福やヒョットコによる道化芸と太刀打ちが一体となった民俗芸である。俵振りでは最後に狐の面をつけ、「狐踊り」という、けんけん跳びが行われる。
地区ごとの華麗で動きのある奉納芸は、全く飽きる事の無い連続芸で見る人の目を惹きつけます。五感で楽しめる多彩な芸の連続を味わって頂きたい。
今回から巫女舞も初挑戦で、花を添えてくれます。