まつりの輪 ー つながる日本の心 ー

1907年（明治40年）に金ケ崎地内の黒岩神社と住吉神社を合祀して以来、地元住民が春には五穀豊穣を願い、秋には豊作のお礼に祭礼を続けてきました。
2006年に100年祭を行うべく社殿の改修、神輿やふとん太鼓の改修も行い盛大に合祀100年祭を行いました。それ以降も毎年春季と秋季年2回祭礼を行っています。
秋季祭礼は宵宮と本宮（昼宮）の2日間行います。両日とも午前中を中心に青年団が各家庭をまわり、玄関先で招福厄除けの獅子舞を行います。宵宮は布団太鼓の宮入（布団太鼓が神社境内に入ること）が午後7時頃で、境内での練り回しの後、青年団が奉納の獅子舞を行います。その後布団太鼓は地域内を巡行します。
翌日の本宮は午後2時ごろから宵宮と同様に布団太鼓の宮入り後、奉納舞を行い、その後神輿とともに若宮様（住吉神社跡）への御旅を経て、地域内を子供たちに引かれて練り歩きます。

春季祭礼では社殿での奉納舞に加え、五穀豊穣を願う練り行燈をいずれも青年団が行います。また、秋季祭礼では、布団太鼓の宮入や奉納舞の後、現在の金ケ崎神社から宮司様と猿田彦を先頭に神輿を守る武具を持った10数人の氏子が住吉神社跡地へ渡る、御旅と称する儀式を行います。その後、布団太鼓は子供たちに引かれて地域内を練り歩き、最後に布団太鼓を倉庫（太鼓部屋と呼ばれる）に運び、納め時には独特の掛け声で祭りを締めます。